再び猛烈な暑さが戻っている静岡県内。暑い日に駐車している車は乗るのをためらうほど高温になっていることありますが、その対策とは?
外出の機会も増えるこの時期。
注意したいのが車内温度です。
熊崎結萌アナウンサー:
日中 外に駐車していた車に乗り込みます。サウナのように熱気がこもっていて、ダッシュボードは非常に温度が高くなっています
こちらは日本自動車連盟JAFが行った実験。
最高気温35℃の日に4時間車を駐車した場合の車内温度はなんと57℃に。
ダッシュボートはさらに79℃にまであがっていました。
JAF静岡支部・永谷和俊さん:
車内は空気の流れが遮断されているので、熱だけが伝わる状況で外気温に比べ熱がこもる
少しでも快適にするために。
効率的に車内温度を下げる方法を知っておくといいといいます。
JAF静岡支部・永谷和俊さん:
まずは乗り込む前にドアをパタパタと何回かして、車内の温度を少しでも下げていく。これで5℃くらい下がるという実験結果が出ている
車に乗り込んだら全ての窓を全開に。
車内に溜まった暑い空気を逃します。
その後、車内よりも温度の低い外気を入れて温度を一番低く設定し、エアコンをつけます。
数分経ったらエアコンを内気循環に切り替えると車内の温度を効率的に下がるといいます。
JAF静岡支部・永谷和俊さん:
(駐車中の車は)かなり高温になり、しばらくそのままいると脱水症状や熱中症になる危険性が大きくある。子どもやお年寄りは脱水症状や熱中症になりやすい。車内に置いていかないように注意して欲しい
静岡市駿河区のカー用品店・スーパーオートバックス静岡中原店。
50種類以上の夏の運転グッズが並んでいます。
スーパーオートバックス静岡中原店・福澤暢佑 店長:
車内で使える扇風機、いま形もいろいろあります。直接風を送ることエアコンの風を循環させる効果もある
シガーソケットやUSB電源で動くこの扇風機。
特に人気なのがクリップ式のもので車内のどこにでもつけられるため、子供がいる家庭では後部座席のチャイルドシートの暑さ対策を目的に購入する人も多いそうです。
また、定番のサンシェードも進化しています。
熊崎結萌アナウンサー:
このように持ち手を引くだけで一気に広がり簡単に付けられます
折りたたみ傘のような感覚で付けることができ、今シーズンこのタイプのものが多く出ているということです。
これからも猛烈な暑さが予想される県内。
暑さを和らげる“ひと手間”が安全な運転にもつながります。