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プレスリリース配信元:株式会社サウスエージェンシー

利用目的1位は「経費精算の効率化」、乗り換え・追加検討では「法人カードのステータス性」に注目

BtoB決済サービス SA請求書カード払い(運営:株式会社サウスエージェンシー、本社:東京都渋谷区、代表取締役:奥平 海翔)は、全国の中小企業経営者・個人事業主・自営業者200名を対象に「クレジットカード利用に関するアンケート」を実施しました。

今回の調査では、事業用クレジットカードの利用状況をランキング形式でまとめるとともに、利用目的や選定理由、満足度、将来的な利用意向、さらに今後求められる機能や特長について詳細に分析しました。結果からは、経費精算や資金繰り改善といった実務面の効率化を重視しつつ、カードブランドやステータス性にも価値を見出す傾向が明確に示されました。

法人カード・ビジネスカードの人気ランキング:https://bpsp.southagency.co.jp/articles/331

1. 現在利用中のクレジットカード(事業用途)TOP10(複数選択)



- 1位:楽天ビジネスカード … 12.0%(24人)
- 2位:三井住友カード ビジネスオーナーズ … 8.5%(17人)
- 3位:アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード … 7.5%(15人)
- 4位:JCBビジネスカード … 7.0%(14人)
- 5位:JCB一般法人カード … 7.0%(14人)
- 6位:JCBゴールド法人カード … 6.0%(12人)
- 7位:アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード … 5.0%(10人)
- 8位:UC法人カード … 4.5%(9人)
- 9位:三菱UFJカード ビジネス … 4.5%(9人)
- 10位:三井住友ビジネスカード クラシック(一般)カード … 4.0%(8人)
- (参考)その他 … 16.5%(33人)


楽天ビジネスカードが12.0%で首位を獲得しました。年会費無料や高いポイント還元率、法人・個人事業主どちらでも発行できる柔軟性が支持の理由と考えられます。2位の三井住友カード ビジネスオーナーズ(8.5%)、3位のアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド(7.5%)など、ブランド力とサービス特典のバランスが取れたカードも上位にランクインしました。

全体を見ると、コスト面を重視するカードとブランド力や付帯サービスを重視するカードの二極化が顕著であり、事業規模や用途によって選択傾向が分かれています。中小規模の事業者はコストパフォーマンスを優先し、大企業や対外的信用を重視する業種はブランド性の高いカードを選ぶ傾向が見られます。

2. 現在利用中のクレジットカード(事業用途)の目的(複数選択)



- 接待費や会食費の決済 … 18.9%(116人)
- 出張費・交通費・宿泊費などの精算 … 17.9%(110人)
- オフィス備品や消耗品の購入 … 16.3%(100人)
- インターネットサービスやECサイトでの都度決済 … 15.2%(93人)
- ポイント還元・マイル獲得 … 6.5%(40人)
- 請求書をカードで支払うための代行サービス利用 … 5.9%(36人)
- クラウドサービスや各種SaaSなどの月額契約・サブスクの支払い … 5.5%(34人)
- 従業員の経費処理(立替防止・現金精算削減) … 5.5%(34人)
- 広告費(SNS・検索広告など)の決済 … 5.1%(31人)
- 資金繰り目的(支払い猶予やキャッシュフロー改善) … 2.6%(16人)
- その他 … 0.5%(3人)


利用目的のトップは「接待費・会食費」や「出張費・交通費・宿泊費」といった経営者・営業担当者の日常業務に直結する経費精算です。これらは領収書管理や立替精算の手間を軽減できるため、カード決済の恩恵が最も大きい分野です。

一方で「インターネットサービス/ECの決済」が15.2%と高く、これは広告費やクラウドサービス、ソフトウェアライセンスなどオンライン取引の比重増加を反映しています。また「請求書カード払い代行(5.9%)」や「資金繰り目的(2.6%)」の利用も見られ、単なる経費精算だけでなくキャッシュフロー改善の手段としてカードが活用されている実態がうかがえます。

全体として、法人カードは単なる決済手段ではなく、経営効率化と資金管理の改善を目的としたツールとして活用されていることが明らかになりました。

3. 現在利用中のクレジットカード(事業用途)を選んだ理由(複数選択)



- 年会費が安い/無料 … 11.4%(74人)
- ポイント還元率が高い … 6.1%(40人)
- 法人・個人事業主のどちらでも申し込める … 5.6%(36人)
- カードブランド(Visa・JCBなど)で選んだ … 4.8%(31人)
- 利用明細の一元管理による経費処理の効率化 … 4.8%(31人)
- 限度額が大きい … 4.3%(28人)
- 明細の見やすさ・管理画面の使いやすさ … 3.8%(25人)
- サポート対応(問い合わせ窓口・チャット等)が良い … 3.7%(24人)
- 発行スピードが早い … 3.4%(22人)
- 出張や海外渡航時の保険が充実 … 3.4%(22人)
- 審査が通りやすい … 3.4%(22人)
- 他社や知人の紹介・口コミで選んだ … 3.2%(21人)
- 空港ラウンジなどの特典が充実 … 2.9%(19人)
- デザインやブランド性(ステータス) … 2.9%(19人)
- 起業初期でも申し込める … 2.3%(15人)
- その他 … 2.2%(14人)
- 導入済みの他サービス(会計ソフト連携・請求書払いなど)と相性が良い … 1.5%(10人)
- 社員カードの発行・利用制限機能が充実している … 1.1%(7人)
- バーチャルカードなどの利便性が高い … 0.5%(3人)


最も多かったのは「年会費が安い/無料」で11.4%と、コスト意識の高さが明確に表れています。中小企業や個人事業主にとっては、固定費の削減が経営安定化の基盤であり、「年会費0円でポイント還元がある」カードは非常に魅力的です。

次に多いのは「ポイント還元率の高さ(6.1%)」で、経費決済を通じて実質的なコスト還元を得ようとする発想が定着していることがわかります。さらに「法人・個人事業主どちらでも申し込める(5.6%)」という項目は、開業間もない事業者や法人格を持たないフリーランスにとって重要な条件であり、申込条件の緩やかさは市場拡大のカギといえます。

一方で、「ブランド・ステータス性」や「付帯サービス充実」は全体では1割前後と高くはありませんが、特定の高額決済層や対外的な信用を重視する層にとっては強い決定要因となっており、法人カード市場が二極化している様子がうかがえます。

4. 満足度評価(単一回答)



- 非常に満足:21.0%(42人)
- やや満足:38.5%(77人)
- 普通:37.0%(74人)
- やや不満:2.0%(4人)
- 非常に不満:1.5%(3人)


約6割(59.5%)が「非常に満足」または「やや満足」と回答し、全体的に高い満足度が確認されました。一方で「普通」と答えた層も37.0%と大きく、サービスに不満はないが積極的に評価するほどでもない“ニュートラル層”が目立ちます。

不満層はわずか3.5%にとどまり、事業用カードとしての機能やコスト面では概ね受け入れられていることがわかりますが、より一層の満足度向上にはこのニュートラル層への働きかけがカギになりそうです。

5. 乗り換え&追加検討中のクレジットカードTOP5(複数選択)
- 新たに導入・乗り換えを検討していない: 81.0%(162人)




乗り換え&追加検討中のクレジットカードTOP5



- 1位:楽天ビジネスカード … 12.7%(9人)
- 2位:アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード … 7.0%(5人)
- 2位:ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード … 7.0%(5人)
- 4位:三井住友ビジネスカード クラシック(一般)カード … 5.6%(4人)
- 4位:三井住友ビジネスカード ゴールドカード … 5.6%(4人)
- その他 … 62.0%(44人)


8割以上が「検討していない」と回答しており、一度導入した法人カードは長期間使われる傾向が強いことがわかります。これは口座設定や経理処理の変更負担を避けたいという実務上の理由が大きいでしょう。

検討中カードの上位には、楽天ビジネスカードやアメリカン・エキスプレス、ダイナースといったブランド力や特典に強みを持つカードが並びます。現行カードへの満足度が高い中でも、「特定の魅力的な付加価値」があれば関心を示す層が一定数存在します。つまり、乗り換えの動機は総合的不満よりも、魅力的な提案やサービスの追加に起因するケースが多いと考えられます。


6. 乗り換え&追加検討中のクレジットカード(事業用途)に求める機能・特長(複数選択)



- ポイント還元率が高い … 11.5%(14人)
- 年会費が安い/無料 … 9.8%(12人)
- カードブランド(Visa・JCBなど)で選んだ … 9.0%(11人)
- 明細の見やすさ・管理画面の使いやすさ … 8.2%(10人)
- 法人・個人事業主のどちらでも申し込める … 8.2%(10人)
- 利用明細の一元管理による経費処理の効率化 … 8.2%(10人)
- サポート対応(問い合わせ窓口・チャット等)が良い … 7.4%(9人)
- 限度額が大きい … 6.6%(8人)
- 審査が通りやすい … 6.6%(8人)
- 空港ラウンジなどの特典が充実 … 5.7%(7人)
- 発行スピードが早い … 4.9%(6人)
- デザインやブランド性(ステータス) … 4.9%(6人)
- 出張や海外渡航時の保険が充実 … 3.3%(4人)
- バーチャルカードなどの利便性が高い … 2.5%(3人)
- 社員カードの発行・利用制限機能が充実している … 1.6%(2人)
- 導入済みの他サービス(会計ソフト連携・請求書払いなど)と相性が良い … 1.6%(2人)
- 起業初期でも申し込める … 0.0%(0人)
- その他 … 0.0%(0人)


「ポイント還元率の高さ」(11.5%)と「年会費の安さ/無料」(9.8%)が上位で、Q3の選定理由とも一致しています。カードの導入から利用継続、さらには乗り換え検討まで、コストパフォーマンスが一貫して最重要視されていることが明らかです。

加えて、「管理画面の見やすさ」や「申込条件の柔軟性」が上位に入り、使いやすさや導入のしやすさも決定要因になっています。サポート対応を重視する回答も一定数あり、サービス面での信頼感が差別化の一因となっています。

7. 総括コメント
今回の調査では、中小企業経営者・個人事業主が法人カードを選ぶ際、コスト削減を最優先に、業務効率化やブランド力を加味して選定している傾向が明らかになりました。

特に、年会費無料と高還元率の組み合わせは安定した人気を持ち、少額から中規模の決済を多く行う事業者にとっては実用的です。一方で、限度額の高さやステータス性を重視する層も一定数存在し、市場には利用目的や価値観による選好の差が見られます。

乗り換え検討率が低いことから、法人カードは「一度導入すると長く使われる傾向」が顕著で、カード会社にとっては初期獲得が極めて重要です。加えて、UI/UX改善やサポート品質向上など、既存顧客の満足度を維持・強化する施策が、中長期的な契約継続に直結します。

総じて、法人カードは単なる決済手段から、資金繰り改善や経費透明化、経営データ活用といった経営支援インフラへと進化しており、今後は「決済+α」の価値提供が差別化の鍵になると考えられます。

調査概要
調査名:クレジットカード利用に関するアンケート
調査期間:2025年8月1日~8月7日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の中小企業経営者・個人事業主・自営業者
有効回答数:200名
実施主体:株式会社サウスエージェンシー
調査会社:株式会社ネオマーケティング

データの二次利用に関して
本調査データは、ご自由にご利用いただけます。
出典を明記のうえ、リンクを必ず設置してください。
SA請求書カード払いについて
本調査を実施したSA請求書カード払いは、請求書の支払いをクレジットカードで行い、最長60日後に決済できる法人・個人事業主向けサービスです。

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URL:https://bpsp.southagency.co.jp/
運営:株式会社サウスエージェンシー

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SA請求書カード払い
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