九州北部地方にある前線に向かって湿った空気が流れ込み、薩摩・大隅地方は大気の状態が非常に不安定になっています。
現在、北薩付近に発達した雨雲がかかっていて、薩摩・大隅地方ではこのあとも局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあります。
6日20時の降り始めからの総降水量が、8月ひと月分の平年値の2倍を超えているところがあります。
降り始めから9日6時までの降水量(カッコ内は8月の平年値)です。
▼霧島市福山町牧之原 574.5ミリ(307.7ミリ)
▼霧島市溝辺 562.5ミリ(264.1ミリ)
▼薩摩川内市八重山 412.5ミリ(259.8ミリ)
▼鹿屋市輝北 392.0ミリ(298.0ミリ)
▼曽於市大隅 364.5ミリ(260.1ミリ)
雨は10日にかけても断続的に続く見込みで、10日昼過ぎから夜遅くにかけても雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる可能性があります。
9日に予想される1時間降水量は多い所で、
▼薩摩地方 40ミリ
▼大隅地方 40ミリ
10日に予想される1時間降水量は多い所で、
▼薩摩地方 30ミリ
▼大隅地方 30ミリ
9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
▼薩摩地方 100ミリ
▼大隅地方 80ミリ
その後、10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
▼薩摩地方 150ミリ
▼大隅地方 120ミリ
薩摩地方では、9日夜遅くにかけて土砂災害に厳重な警戒が必要です。
また、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、10日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。
防災事項です。
厳重警戒:土砂災害
注意事項:低い土地の浸水、落雷、竜巻などの激しい突風
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
桜島では土石流に注意してください。