鹿児島県内では豪雨により大きな被害が出ていますが、その現場を8日午後、天候が回復したタイミングで空から取材しました。
霧島支局・徳永健一記者
「鹿児島県姶良市蒲生町の土砂崩れの現場です。住宅が竹林とともに押し流されているのがわかります」
現場では、消防や警察による懸命な救助活動が続いていました。
そして、姶良市加治木町の網掛川です。
「川岸が数十メートルにわたってえぐられるように崩れたあとに、車1台が完全に川に転落していて、もう1台はかろうじて道路にとどまっている状態です」
おなじく加治木町の竜門小学校では、学校の前にかかる橋が流されていました。
「小学校の前の橋が流されています。橋が真ん中から割れ、片側が大きくせり上がって見えます」
続いて、浸水被害があった鹿児島県霧島市です。
「霧島市国分の市街地の様子です。現在午後2時半ですが水はほとんど引いています。しかし一部の水田は水に漬かったままのようです」
「霧島市の県民の森のキャンプ場です。ここに続く道路で土砂崩れがありキャンパーたちが孤立しているということです」
霧島市のキャンプ場では近くの道路で土砂崩れがあり、利用客が一時、孤立状態となりましたが、午後2時ごろ消防が手配したバスのところまで徒歩で移動し、孤立状態は解消したということです。
そして、霧島市国分敷根の高橋川です。
「川がせき止められて、流れが変わってしまっています」
普段はのどかな田園風景が一夜にして荒々しい姿に変わり、現場上空からも自然の猛威をまざまざと実感しました。