林道に不法投棄されていたのは大量の畳。
ぼろぼろになった畳が何枚も重なった状態で捨てられています。
栃木市では2025年1月から林道脇などに約1850枚の畳や大量の建設廃材が捨てられているのが見つかり、市は対応に追われています。
栃木市生活環境部 クリーン推進課・渡辺浩昭副主幹:
市職員による夜間パトロールの強化、警察にもご協力いただいて夜間パトロールの強化をお願いしている。
栃木市によりますと、最初に見つかったのは2025年1月31日。
林道脇に大量の建設廃材が捨てられていました。
その後、4月から8月までに11カ所で不法投棄を発見。
これまでに合わせて約1850枚の畳や、トラック6台分の建設廃材の不法投棄が見つかったということです。
市の担当者に不法投棄された量が最も多かった場所を案内してもらいました。
1カ所だけで約600枚の畳が捨てられていたといいます。
この不法投棄を見て担当者は「量の多さにがく然とした。中には比較的最近の物も化学繊維でできた物もあると思う。おそらくダンプトラックで3台一緒に来て、3つの山ができた形だと想像する」と話しました。
被害は不法投棄だけではありませんでした。
不法投棄を監視するためのカメラが2台も破壊されたのです。
さらに、もう2台の監視カメラは盗難に遭ったといいます。
市の所有地に捨てられたものや通行の妨げになっているものについては市で撤去することになり、その費用は1300万円が見込まれているということです。
そして、不法投棄を防ぐ対策として林道を通行止めに。
市は警察などと協力し引き続きパトロールを強化するとともに、監視カメラの増設も検討しているということです。