福岡市の博多湾で8月、相次いで見つかった人間の右足や上半身について、司法解剖の結果、同一人物の可能性が高いことがわかりました。
死因の特定には至りませんでした。
東警察署によりますと6日午前11時ごろ、福岡市東区西戸崎の砂浜で切断された人の右足が見つかりました。
右足は太ももの付け根から足先まで長さ約67センチあり、ちぎれたような断面で膝の上に傷がありました。
また、その日の午後7時40分ごろには、約4キロ離れた福岡市東区みなと香椎の約120メートル沖合で頭や胸、右腕がある人の上半身が見つかりました。
警察が司法解剖をしたところ、右足と上半身はいずれも成人で同一人物の可能性が高く、体にあった傷はスクリューでできたものとみられるということです。
5日ごろに死亡したとみられますが、死因の特定には至りませんでした。
警察は引き続きDNA鑑定などを進め、身元の特定を急ぐととも事件と事故の両面で調べています。