8日午後、福岡市のビルで作業員2人が重さ約1トンのエレベーターの巻き上げ機の下敷きとなった事故で、意識不明の重体だった2人の死亡が確認されました。
消防などによりますと8日午後1時40分ごろ、福岡市中央区渡辺通のビルで、「エレベーターの機械が落下し、2人が下敷きになっている」と建物の管理者から通報がありました。
消防が駆けつけ、ビル9階の非常階段で重さ1トンほどあるエレベーターの巻き上げ機の下敷きになっていた50代の男性2人を救助し病院に運びました。
2人はいずれも意識不明の重体でしたが、1人は約1時間後に、もう1人は約2時間20分後に死亡が確認されました。
警察によりますと男性2人は作業員で、階段を使って巻き上げ機を運んでいたということです。
警察が、当時の状況や事故の原因などについて詳しく調べています。