雨など天候に左右されるのが農産物です。鹿児島市では市内で獲れた新鮮な野菜をPRするイベントが開かれました。

異常な高温に少雨が続く中、野菜の生産者は7日以降のまとまった雨をどう受けとめているのでしょうか?

店員
「鹿児島市内のものです。これは伊敷の人(が作ったもの)」

来店客
「伊敷!?あらそうなの」

店員
「全部、鹿児島市内の生産者ばかりです」

谷山産のカボチャに、喜入産のオクラ、桜島産のシャインマスカット。

鹿児島市内で作られた旬のものがズラリと並んでいます。

鹿児島市で7日から始まった「市内産農林水産物 旬のキャンペーン」。

地産地消を促進するために、毎年、年3回開かれています。

生産者が丹精込めて作った新鮮な野菜やくだもの、農産加工品など、48品目が並びました。

とくに、旬の夏野菜や果物は人気が高く、買い物客は生産者と直接会話しながら購入していました。

来店客
「伊敷?伊敷にも農園があるんですね。おいしくいただきます」

ところで、2025年の暑さや雨の少なさは、農産物にどんな影響を与えたのか、また、7日以降の雨は恵みの雨になるのでしょうか。

ブドウ生産者
「(今年の夏は)雨が少ないのと、高温障害でブドウにシミができたり、しぼんだりした。全部、枯れたりした。今年はそういったのが多かった気がする。(きょう以降の雨で)気温が下がってくれそう。でも日光も必要なのでむずかしい。長雨になってしまうと糖度に影響してくるものも出てくるかも」

ミニトマトの生産者
「特に今年の夏は暑いなと。生育も良くない。ミニトマトは15~25℃が限界と言われている。ハウスの中は30℃、場合によっては35℃まで上がっている。ミニトマトには大変な環境。秋から冬に向けて露地栽培がはじまる。その準備をしているところなので、いまからの雨は助かると思う」

このイベントは8日まで鹿児島市の山形屋イベント広場で開かれています。

鹿児島テレビ
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