8月3日、岩手県花巻市大迫町の宿泊施設で、おにぎりを食べた13人が、おう吐や下痢などの症状を訴えました。
保健所では食中毒と断定し、6日から3日間の営業停止処分としました。
県によりますと、花巻市大迫町の「早池峰ロッヂ峰南荘」で、3日の朝におにぎりを食べた20代から60代の男女あわせて13人が、おう吐や下痢、発熱などの症状を訴えました。
その後の調査で、症状を訴えた4人の検体と残ったおにぎりから、黄色ブドウ球菌が検出されたことから、中部保健所では食中毒と断定し、この宿泊施設を6日から3日間の営業停止処分としました。
県によると、13人のうち4人は入院しましたが、全員軽症で快方に向かっているということです。
またおにぎりは、前日の夕方に調理されたものだったということです。
県では「40℃に近づく日も増えていて、食中毒の原因菌が増殖しやすくなっている。今まで大丈夫だったから大丈夫とは考えず、食品が長時間、室温にさらされる場面がないよう管理を確認してほしい」と呼びかけています。
(岩手めんこいテレビ)