八代市坂本町と芦北町に伝わる伝統行事です。月遅れの七夕の前日に行われる「七夕綱の飾り付け」が6日行われました。
「八代・芦北の七夕綱」は、月遅れの七夕の前日五穀豊穣や地区の繁栄を願って行われる伝統行事で国選択の無形民俗文化財に登録されています。
八代市坂本町の山あいの集落木々子地区では6日、七夕綱の飾りつけが行われ住民などが朝から地区のお堂に集まりわらを編んで綱に飾り付ける細工物を作りました。
【木々子地区住民 本田 忠義さん】
「これは亀、亀は万年鶴は千年ということで長寿を願って…健康でありますように」
このあと集落の入り口付近に移動すると住民たちは約15メートルの2本の綱にわら細工を結び付けました。
そして地区を流れる中谷川の上に七夕綱を渡し柱にくくりつけました。
住民たちは、飾り付けた七夕綱を眺めながら家族の健康や集落の安全を祈りました。
【八代七夕綱保存会 久保田 賢一 会長】
「無事終わって安心しています。希望を持って楽しく生活できるよう心がけたら集落も明るくなる思う」
木々子地区の七夕綱は8月末まで飾られるということです。