富山県魚津市の中島漁業が所有するサンマ漁船「第8珠の浦丸」が、今月10日に解禁される大型船のサンマ漁に向けて魚津港から出港しました。
県内に6隻ある大型サンマ漁船のうち、県内に母港があるのは1隻だけ。
港では家族や市の関係者、およそ100人が見守る中、出港セレモニーが開かれ、村椿晃市長が「安全な航海と大漁を祈る」と激励しました。
その後、LEDの集魚灯を点灯させた船は、汽笛を鳴らしながら北海道根室市の花咲港へ向けて出港し、見送りに訪れた家族などが色紙のテープを握って手を振り、無事の帰還を願っていました。
漁解禁後は、北海道の東方の公海で操業を始め、12月初旬まで太平洋沿岸を南下しながらサンマ漁を行うということです。
昨年度、全国のサンマ水揚げ量はおよそ3万8700トンと前の年と比べて、およそ1.5倍に回復し、今年も去年と同じほどの水揚げ量が期待されています。