広島に原爆が投下されてきょうで80年です。
宮崎県宮崎市では原爆で亡くなった人を追悼する慰霊の集いが行われました。
宮崎市の宮崎霊園にある原爆死没者慰霊碑の前で行われた集いには、被爆者の家族や中高生など14人が集まりました。
(黙とう)
午前8時15分、参加者は原爆投下の時刻に合わせ、黙とうを捧げたあと、慰霊碑に花を手向け、被爆者の冥福を祈りました。
集いでは、宮崎市に住む被爆2世の小島誠さんも参加し、中高生に「世界では核をめぐる情勢が不安定な状態。悲劇を2度と繰り返さないよう、この現実を知ってほしい」と話しました。
(宮崎南高校2年生 平太杏奈さん)
「正しく幅広く情報や知識を学んで、そのうえでこれからの世代や同世代に伝えていくことが大切だなと思う」
被爆者が年々減少するなかで、その体験や平和の尊さを次世代に伝えていくことの重要性が高まっています。