今月1日、農林水産省が公表した全国のスーパーなど、約6000店舗を対象にしたコメのデータです。このデータによりますと、先月27日までの1週間に販売されたコメの平均価格は、5キロあたり3467円と、10週ぶりに値上がりしました。中国四国地方は、3457円と、前の週より29円下がったものの、下げ幅は小さくなっています。
そんな中、コメの価値が上がったことをチャンスととらえ、今年から本格的にコメ作りを始めた愛媛県東温市の農家を取材しました。
廣川農園・廣川慎太郎代表:
「今年から面積増やして作っています」
廣川さんが営む廣川農園では約3ヘクタールでブロッコリーやにんにく、パクチーなどの野菜を栽培。これまでは0.5ヘクタールほどでコメ作りをしてきましたが、今年は4倍の2ヘクタールに増やして、コシヒカリやヒノヒカリを栽培しています。
廣川代表:
「今までちょっと価格が安くてどうしても利益が出なかったので、今年は値段が良かったので、ちょっと増やせるかなというタイミングかなと」
農業機械や資材費も高騰している中、小規模でコメ作りをしている農家にとっては、これまでの価格は「安すぎた」といいます。
廣川代表:
「僕の場合は面積もなかったので、利益はほとんどで出てなかったですね」
廣川さんのコメはすべて無農薬で栽培し、収穫したものは、経営する直売店で販売する予定です。
廣川代表:
「(Q、コメ価格の見通しは?)正直全然分からないんですよね。みんなこれくらいでキープするとかいうけど、実際どうなるかわからないし、そういう中で、僕らはちょっと不可価値付けて、ある程度の、僕らが生活できるくらいの価格で売るようにはしたいと思っています」
廣川さんの田んぼでは8月末から収穫が始まる予定。今年の稲刈りシーズン、消費者にとっても、生産者にとっても“豊作”に熱い視線が向けられています。
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