トカラ列島近海を震源とする群発地震で、最大となる震度6弱を観測してから3日で1カ月になりました。
引き続き揺れは続いている状態ですが、延べ71人に上った島外避難は事実上2日までに終わりました。
トカラ列島近海を震源とする群発地震をめぐって、鹿児島県十島村は、揺れの強かった悪石島と小宝島を対象に、島外への避難希望者を募り、延べ71人が鹿児島市内のホテルなどへ避難していました。
島外避難者は7月16日から順次、島に戻り始めました。
現在、鹿児島市内には自己都合で1人が留まっている状況で、鹿児島県十島村によりますと、2日までに島外避難は終了したということです。
こちらはこの1カ月間にトカラ列島近海で発生した震度1以上の地震の回数です。
7月3日に一連の地震では最大となる震度6弱を観測し、一日の地震の回数が100回以上の日が続きました。
その後も増減を繰り返しながら徐々に減少し、7月20日以降は一日に10回以下となっています。
地震の回数は減少傾向にありますが、気象台は地震活動は継続しているとして、当分の間、最大震度6弱程度の地震に注意を呼びかけています。