アメリカ軍の訓練の移転などに向けて、自衛隊基地の整備が進む鹿児島県西之表市の馬毛島で、基地開設の準備を担う航空自衛隊の先遣隊が馬毛島での勤務を始めました。

種子島支局・中村哲也記者
「中種子町の浜津脇港です。先遣隊の隊員たちが、船に乗り込みました。これから馬毛島に向かうということです」

馬毛島先遣隊は上下水道や電気設備など自衛隊基地を作るための準備を担う部隊で、宿舎がある鹿児島県中種子町から高速船で馬毛島に通います。

4日は隊員約30人が高速船に乗り込み、馬毛島に向かいました。

馬毛島先遣隊の馬毛島での勤務は7月22日からの予定でしたが、海上のしけなどの影響で3日から始まったということです。

馬毛島の工事完了は当初の計画より遅れた2030年3月の予定で、そのうちアメリカ軍の空母艦載機離着陸訓練に使う滑走路は2028年3月の完成を目指しています。

鹿児島テレビ
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