大阪・関西万博で、全国各地に伝わる神楽が舞われました。
神楽のユネスコ無形文化遺産登録をめざす中で、宮崎県からは米良の神楽が舞われ、国内外に発信する機会となりました。
大阪市では、世界各国から多くの人が訪れ、大阪・関西万博が開かれています。
先週ここで神楽が舞われました。
こちらは島根県の石見神楽。神楽は地域によって舞いや歴史が違います。
大蛇など迫力満点の演目を観客が楽しみました。
宮崎県からは米良の神楽が披露されました。米良の神楽は国の重要無形民俗文化財です。
米良に伝わる6つの神楽のうち、この日は銀鏡神楽が舞われました。
神楽は五穀豊穣や無病息災を願い、人々の暮らしと共に受け継がれてきました。
近年は地域の人口減少が著しく、神楽の舞い手を確保できず、文化の継承が危ぶまれています。
西都市によりますと、観客からは「銀鏡を訪れるのは大変で、万博で見ることができて良かった」という声が聞かれたということです。
西都市は今回の出展について「神楽を通して観光地や移住先として選ばれるよう関係人口の創出を目指したい」と話しています。