4日の大分県内は8日ぶりに広い範囲で雨が降りました。
一方、猛暑の影響で雨不足が深刻になっていてきょうから駅館川水系の3つの農業用ダムで放流制限が始まりました。
8日の県内は暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、午前を中心に各地で雨となりました。
県内で観測された雨は日田市椿ケ鼻で17ミリ、中津市耶馬溪で7.5ミリなどとなっています。県内で広い範囲で雨が降るのは7月27日以来8日ぶりです。
5日、6日は高気圧に覆われ再び晴れ間が広がるものの、7日以降は前線の影響でしばらく雨の日が続く予想となっています。
久しぶりの恵みの雨となった県内ですが猛暑による雨不足を解消するまでには至っていません。
県内ではすでに豊後高田市で農業用ダムの放流制限が行われていますが、4日から杵築市と宇佐市、玖珠町の駅館川水系の3つのダムでも始まりました。
杵築市の日指ダムの貯水率は午前9時時点で42.3%で4日から水の放流量を30%減らしています。
また、玖珠町の日出生ダムと宇佐市の香下ダムでも同じく30%減らしています。
県は、今後雨が降らなければ県北部を中心に農業用水の安定供給が難しくなるおそれがあるとしています。
一方、水道用水については不足しているという報告は入っていないということです。