任期満了に伴う仙台市長選挙は、8月3日に投開票が行われ、現職の郡和子氏が3回目の当選を果たしました。

現職の郡氏に3人の新人が挑んだ今回の市長選は、知名度に勝る郡氏が20万4844票を獲得し、3回目の当選を果たしました。

郡氏は選挙戦で、国の出産一時金への上乗せ助成や18歳までの医療費ゼロなど、子育て支援策の充実などを訴えてきました。

3選を果たした 郡和子氏(68)
「市民の皆さまから負託をいただいたこと、重い責任に身の引き締まる思い。未来の仙台市民が誇らしく思うようなまちにして手渡していきたい」

一方、敗れた候補者たちは…。

松本剛氏
「市政刷新、市長交代実現を訴えてきたんが、成し得なかったことは私の力不足」

野田紀子氏
「仙台市民が選んだ結果、仙台の人たちは郡さんの市政をもっと注目して、これでいいのかなと。傍観者にならないでちゃんと見て、ダメなことはダメだと言ってもらいたい」

一方、投票率は36.83%と過去最低だった前回を7.74ポイント上回りました。

中でも期日前投票をした人は、過去最多の12万1986人で、前回の1.7倍となりました。

一夜明け。

市役所に登庁した郡市長は、およそ100人の職員に拍手で迎えられました。

郡市長はその後幹部職員150人に訓示し、3期目はいじめ対策や子育て支援などに力を入れていくことを強調しました。

仙台市 郡市長
「若手職員の柔軟な提案力、これを生かすように中堅幹部は培ってきた知見・経験を生かして、若い職員を育て背中を押してください」

郡市長3期目の任期は7月22日から4年間です。

仙台放送
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