任期満了に伴う仙台市長選挙は3日、投開票が行われ、現職の郡和子氏の3回目の当選が確実となりました。
3日午後8時過ぎ、当選確実が伝えられた郡氏が青葉区の事務所に到着すると、支援者からは一斉に拍手が起こりました。支援者一人一人と握手を交わすと、郡氏は花束を受け取り、喜びの表情を見せました。
当選を確実にした郡和子氏(68)
「市民の皆様から負託をいただいたこと、重い責任に身の引き締まる思い」
今回の市長選挙は、現職の郡氏に新人3人が挑む構図となり、2期8年にわたる郡氏の市政運営への評価が争点となりました。郡氏は選挙戦でシティーセールスや交流人口拡大に取り組んだ実績を強調。国の出産一時金への上乗せ助成や18歳までの医療費ゼロなど、子育て支援策の充実などを訴えてきました。
開票は先ほど始まりましたが、これまでの情勢取材に加え、仙台放送の出口調査で「郡氏に投票した」と答えた人が6割を超えたことなどから、仙台放送は郡氏の当選が確実と判断しました。
当選を確実にした郡和子氏(68)
「仙台の未来を担う子供たちや若い人たちの支援、そして街のにぎわいを作り出すさまざまな取り組み、これらをさらに未来に向けて大きく大きく育てていかなければいけない強い決意で、未来の仙台市民が誇らしく思うようなそんな街にして手渡していきたい」