埼玉・行田市で2日、下水道管の点検作業中の4人がマンホールに転落して亡くなった事故で、4人は転落防止のための安全器具をつけていなかったことがわかりました。
この事故は2日、行田市長野で下水道管の点検をしていた男性作業員4人がマンホールの中に転落し死亡したものです。
4人はいずれも転落防止用の安全器具をつけずにマンホール内に入っていたことがわかりました。
また事故直後、マンホール内の硫化水素の濃度は基準値の15倍以上でしたが、現場では硫化水素発生時に使うマスクも用意されていなかったということです。
司法解剖の結果、4人のうち2人の死因は硫化水素中毒で、残りの2人が硫化水素中毒が原因の窒息死とみられることがわかりました。
警察は業務上過失致死の疑いも視野に捜査しています。