暑い夏…ヒヤッとする歌を集めました。歌詞やメロディーが怖い童謡などを紹介する企画展が、鳥取市で開かれています。

「切腹なされた父上のお墓参りに参ります」
ポップな曲調とは裏腹にシリアスな歌詞。米子市に伝わる手まり歌です。

「一かけ 二かけ 三かけて」

鳥取市の童謡唱歌とおもちゃがテーマの博物館「わらべ館」で開かれている「こわいうた展」。暑い夏にひやっとする「怖い歌」で涼んでもらおうと、初めて企画されました。
会場はお化け屋敷風の演出、歌詞やメロディーが怖い童謡や唱歌など約60作品が紹介されています。

来場者
え、なに?さみしいから殺すってこと?

来場者が思わず声を上げたのは、詩人の北原白秋が作詞した童謡「金魚」。
母親を待つ留守番の子どもが、寂しさから飼っている金魚を1匹1匹殺していくという「童謡」とはかけ離れた世界観の歌詞が背筋を凍らせます。

訪れた人は、お化け屋敷よろしく懐中電灯を頼りに時折悲鳴を上げながら、怖い歌の世界を楽しんでいました。

来場者:
小学生時代に歌っていた曲が、実は続きがこういう歌詞になっているんだなという裏側を知って、闇が隠れているんだなと思いました。

わらべ館童謡係・須田優花専門員:
夏ということもありますし、いつもと違うわらべ館をみなさんに見ていただける機会があったらいいなと思いまして、気持ち的にも涼んでいただけたら。

背筋も凍るこの企画展は、9月16日まで開かれています。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

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