鉄道の駅などの交通拠点から観光地など目的地への移動の利便性向上に向け、新たな交通手段の可能性を探る実証事業が、鳥取市で8月1日から始まりました。

鳥取市で、1日から実証事業として始まったのは「観光シェアサイクル」のサービスです。JR鳥取駅前で行われた開始式では、観光関係者などが実際に体験しました。

体験した人:
結構近いエリアでポートがあったので、利用しやすいかなと思います。電動だったので楽ちんにこげました。

シェアサイクルは、好きな場所で借り受け、返却できる自転車共有サービスです。
専用アプリなどを通じて予約や支払いを行い、24時間利用が可能で、11月30日まで鳥取駅や鳥取砂丘など市内6か所の拠点に電動アシスト自転車18台を配置します。
シェアサイクルの導入は、鳥取県内で初めてです。

鳥取市観光・ジオパーク推進課・平井宏和課長:
なんとかこの4カ月間に多くの方に利用いただいて、できれば4カ月以降もサービスが定着するような、この地域に根付くような事業にしていけるように頑張っていきたい。

年間約600万人の観光客が訪れる鳥取市では、駅や空港などの交通拠点から観光地など目的地への移動手段、二次交通の確保が課題となっています。
その解決策を探るため、鳥取砂丘周辺でも周遊タクシーの実証事業がスタートしました。
砂の美術館など、観光施設が集まる東側エリアと2028年にリゾートホテルが開業する西側エリアを周遊するジャンボタクシーを10月26日まで運行、移動の利便性が向上するか効果を確かめます。

市は、二次交通の充実に向け、2つの実証事業を通じて新たな交通手段の事業化の可能性を探ることにしています。

TSKさんいん中央テレビ
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