広島市の松井市長は8月6日の平和記念式典で読み上げる平和宣言で、特に若い世代に対して核兵器廃絶への思いを訴えると明らかにしました。
【広島市・松井一実市長】
「若い世代には、平和文化の振興は難しいことではなく、自分たちが日常生活の中でできることを見つけて行動してほしいと訴えます」
松井市長は、このように述べ混迷を極める国際情勢に強い危機感を示し、特に次代を担う若い世代へ核兵器廃絶への思いを訴えたいとしました。
平和宣言では被爆者の体験記を引用し、平和への思いを諦めることなく伝え続けることの大切さを強調。また日本政府には核兵器禁止条約の締約国会議でオブザーバー参加することを求め、世界の為政者に対して「対話」を通じた安全保障体制の議論を開始すべきだと呼びかけるということです。