出雲市消防本部は8月1日、7月の火災件数が20件に上り、ひと月あたりの件数が市町村合併以降では最多に達したとして、「火災注意報」を発表し、8月2日から6日までの注意報の期間中、市民に野焼きの禁止を呼びかけています。
市が2023年に条例で「火災注意報」を制定し運用を始めてから発表されるのは、これが初めてです。

出雲市消防本部によると、管内の7月の火災発生件数は20件に上り、ひと月あたりの件数が市町村合併以降では最多となったということです。
その原因の半数以上にあたる13件が野焼きと考えられています。
加えてこの夏は、まとまった雨が少なく、河川の水位が低下、消火が困難になることが懸念されるため、8月2日から6日までを対象に「火災注意報」を発表。
農業、林業、漁業を営むための焼却行為を含めた「野焼き」の禁止を呼びかけています。

火災注意報は、出雲市が2023年に条例で制定し、火災が発生しやすい、または発生すると被害の拡大が予想される場合に発表されますが、運用を始めてから実際に発表されるのは今回が初めてです。

【画像:7月5日に出雲市で発生した火災現場】

TSKさんいん中央テレビ
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