岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、柔道競技の男子団体・作陽学園高校(倉敷市)の皆さんです。
岡山市北区の岡山武道館で5月31日に行われた岡山県高校総体(柔道競技)の男子団体戦決勝で、作陽学園は関西高校に4-0で勝利し、21連覇を達成しました。8月13日から岡山市で始まるインターハイは出場枠が2枠あり、作陽学園と関西がインターハイ出場権を獲得しています。
試合内容は動画をご覧ください。
決勝戦の団体メンバー5選手に、団体戦の感想やインターハイへの抱負などを聞きました。(撮影と聞き手:OHK岡山放送 西村和子)
(先鋒・村川瑛信選手(2年))
Q:団体戦を振り返って
「全試合に出て、一本勝ちができた。試合までにはやることをすべてやってきたので。それを試合で全て出し切ることができたので良かったです」
Q:団体戦で苦労したというところは
「最後、決勝で決めた技(一本背負い)が、今まで研究・練習をしてきた技なので、最後に決めることができてよかったです」
Q:インターハイに向けての抱負を教えてください
「インターハイで日本一になることは難しいが、それでも一試合一試合集中して、勝っていって優勝できるように頑張っていきたいです」
(次鋒・林蓮大選手(3年))
Q:団体戦を振り返って「団体戦は、自分の中ではあまりいい内容ではなかったので、この経験を次に生かせるように頑張りたいです」
Q:決勝戦前、川野監督からいろいろな檄が飛んだ。その中で印象に残ったことは
「(言われること)ほぼ全部がそうなんですけど、「謙虚な気持ちを持って、相手をちゃんと敬って、ちゃんと試合に臨め」という言葉(が自分の中で大きい)」
Q:チームとして無事に勝てたことについては「やっぱり、自分だけ(ポイントを)取れなかったっていうのはちょっと悔いがあるんですけど、これからも頑張ります」
Q:インターハイに向けての抱負を教えてください「全国大会という場所で。今まで自分たちがやってきたことをすべて出し切れるようにしたいです」
(中堅・胡哲元選手(2年))
Q:中国出身の胡選手。今日の試合はどんなところが良かったか「2回目の試合は自信を持って(できた)。この試合は大丈夫です(試合に取り組むことができた)」
Q:これから頑張りたいことは
「インターハイでは、日本一は難しいです。でも一試合目、二試合目も(出場できたら頑張る)」
(副将・寺下仁悠選手(3年))
Q:全国選抜に続き、地元開催のインターハイに出場が決定。今日の団体戦を振り返って、個人的にはどういった所が良かったか「全員、一人一人、反復してきたことを出すっていうのができたので、よかったと思います」
Q:決勝戦の前は川野監督から「腹をくくって」という言葉も。最終学年で地元開催のインターハイに出場するにあたり、これからどんなことを伸ばしたいか「柔道ももちろんなんですけど、人間的にもっと成長してインターハイに臨みたいです」
Q;インターハイで目標としている順位は
「日本一です」
Q:日本一になるための抱負は「日本一になるためには。まあ一人一人がポイントゲッターとなって、自分のポジションをしっかり役目を果たすことが大切だと思う。しっかりそこのところを重点的に練習していきたいと思います」
(大将・デメデイロス武蔵選手(3年))
Q:群馬県の出身。作陽学園で柔道をやろうと思ったきっかけは
「中学校の頃は、個人では全部(全国大会に)出たんですけど、団体では県でも3回戦ぐらいで負けるぐらいであまり強くなかった。その全国大会出場時に、川野先生から声がかかって、団体戦で全国を目指している学校っていうことに惹かれて(作陽学園に)来ました」
Q:階級が寺下選手と同じ100kg超級。県大会などで一緒に試合をすると思うが、寺下選手とはどういうふうに切磋琢磨を
「いろんな辛いことがあったり、自分もこの3年間で結構いろんなことがあったが、その時に(寮でも同じ部屋の)寺下選手が、結構、いろんなことで自分のことを支えてくれたりしてくれているので、本当にいい仲間でもあり、いいライバルだと思います」
Q:川野監督にも期待され団体メンバーにも起用。個人戦を含めインターハイへの抱負は
「インターハイまでに一人一人がスキル上げて、1回、1回を必死で、目の前の相手に集中して戦い、決勝戦まで行って日本一になりたいと思います」
作陽学園は6月14・15日に島根県で行われた中国高等学校柔道大会でも団体で2年ぶり7回目の優勝。個人戦でも2階級で優勝しており、チームによると「インターハイに弾みのつく結果」と評しています。
県総体の団体戦では出場がなかった竹ノ谷陽生選手(3年)も控えており、川野一道監督は「地元開催だからどう、というのは全然ない。寺下選手とデメデイロス選手を軸に、柔道経験があまりないがポテンシャルの高い胡選手の成長具合が上位進出へのカギとなる」と語っていました。
中国インターハイ・柔道競技は8月13日から17日まで、岡山市北区のジップアリーナ岡山で行われます。