温泉街を舞台にした特撮アクション映画の撮影が6月、小国町で行われました。
映画には、熊本ゆかりの著名人のほか、地域住民なども出演。温泉に負けない熱気で撮影が進められました。
【映画『温泉シャーク2』永田雅之プロデューサー】
「温泉からサメが出てくるというとんでもない特撮アクション映画。今回は熊本県の小国町で撮影することになった」
去年、公開された映画『温泉シャーク』。
多くの人でにぎわう温泉地に、突如、凶暴なサメが出現。
そのサメが引き起こすさまざまな事件に、温泉地の人々が立ち向かう特撮アクション映画です。
多くの反響を集めた前作を受け、今回、2作目の制作が決定。
その舞台に、熊本が全国に誇る温泉地の小国町が選ばれました。
【参加者(阿蘇市から)】
「どういう表情で逃げ惑おうかといろいろ考えながら来た」
【参加者(大分から)】
「(『温泉シャークの』DVDを)毎日見て、土・日は1日2回とか見ていたから、多分40、50回は見ていると思う、この子は」
「温泉シャークの音楽を聴きながら熊本に来た。シャーク!」
映画は先月、クランクイン。
地元住民や全国から集まったエキストラなど約140人が撮影に参加しました。
【参加者】
「何回も走らされてバテるかと思ったが、走る度に楽しくなってきて面白かった。エキストラは初めてだが、映画が大好きなので、こういう機会があって本当にうれしく思う」
また、今作には熊本ゆかりの著名人も多数出演。
小国町出身の俳優、勝野 洋さんは、温泉街の住民を演じます。
【俳優 勝野 洋さん】
「ここに映画(の撮影)で来ると思っていなかったので、何はともあれ、ふるさとに帰ってこられて故郷に恩返しができたと思う」
また、熊本出身の人気お笑いコンビ『からし蓮根』は、温泉街を盛り上げる若者役として出演。
地元愛あふれる演技で作品に華を添えました。
【からし蓮根 杉本青空さん(小国町出身)】
「(学生の時に)吹奏楽部のコンサートでこの場所に来たが、そこを走るという不思議な感覚だった」
【からし蓮根 伊織さん(熊本市出身)】
「まさかサメ映画に出られると思わなかったので、うれしい限り」
地元の観光協会も全面協力のもと、撮影は順調に進みました。
【ASOおぐに観光協会 松崎 敬 事務局長】
「『温泉シャーク』ということで、小国町には温泉がたくさんあるので、温泉に泊りがけで来てもらいたい。(映画と)コラボした食事やお土産なども考えていきたいと思っているので、楽しみにしてもらえれば」
小国町で繰り広げられる『サメ』対『住民』の熱い戦い。
映画『温泉シャーク2』は来年、公開予定です。
「温泉シャーク!」