2025年4月に行われた全国学力テストの結果が公表された。課題だった小中学校の算数・数学は2025年も全国平均を下回り、県教育委員会は「危機感を持って対応する」
としている。
全国学力テストは、子どもたちの学力を把握して授業の改善につなげようと、文部科学省が毎年行なっているもの。
テストは小学6年生と中学3年生が対象で、県内の小・中学校あわせて317校の約1万5000人が4月に試験に臨んだ。
科目は「国語」「算数・数学」、3年に1回実施される「理科」の計3教科。
<小学校の結果>
●「理科」が全国平均をやや上回った
●「国語」「算数」は全国平均を下回った
<中学校の結果>
●「国語」「理科」が全国平均と同程度
●「数学」は全国平均を下回った
特に「算数・数学」は、小学校が正答率55%、中学校は45%といずれも全国平均を3ポイント下回った。
「算数・数学」はこれまでも全国を下回る傾向が続いていることから、県教育委員会は子どもたちがどの部分でつまずいているのか分析し、危機感を持って対応したいとしている。