岡山県吉備中央町で、有害な有機フッ素化合物PFASが検出された問題です。住民の不安解消に向けて意見を聞くため、町は7月30日夜、「検討委員会」の名前を付けた初めての会合を開きました。

(吉備中央町 山本雅則町長)
「もうすぐ2年。皆さんの忌憚のない意見を聞きたい」

2023年、飲み水など供給する町内の浄水場で、国の暫定目標値を超えるPFASが検出されたこの問題。「検討委員会」の初会合では、水が供給された円城地区などの自治会長や小学校の校長など13人が出席しました。

会合は冒頭以外、非公開で開かれ、出席者からは「人数を増やし幅広い意見を聞くべき」など会のあり方について意見が相次いだということです。これを受けて町はPTAや公民館の館長など委員を3人程度増やす考えを示したということです。

(吉備中央町 山本雅則町長)
「率直に(町民を)つなぎ情報を聞く、そういう委員会に組み立てを変えたい。気軽に情報提供ができることが大事」

(円城浄水場PFAS問題有志の会 小倉博司代表)
「全国のひな形になるので、調査が進められるように協力をしないといけない。今後も(委員会の)オープンを基本に主張していきたい」

町は早ければ8月下旬にも新たなメンバーで会合を再開したいとしています。

岡山放送
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