全国に誇りたい新潟のグルメ。今回は新発田産の食材にこだわった斬新メニュー“麩カツ丼”を紹介します。

■新発田産食材で作る“麩カツ丼”とは?

【高濱優生乃アナウンサー】
「新発田市にある清水園内。緑あふれる中、店を構えているのが『米蔵こころ』です。

築約150年の蔵を活用した店内は、高い天井に木漏れ日がさす落ち着いた空間が広がります。

ここで提供されているのが、新発田市で作られた車麩を使った〈麩カツ丼〉です。

【米蔵ココロ 笠原恭子 店主】
「カツというと、脂っぽいとかカロリーが気になるという方もいると思う。でも食べたいという気持ちもある。なんとかヘルシーにできないかと思って」

乾燥した車麩を秘伝の出汁に丸一日つけ込み、ゆっくり戻していきます!

【米蔵ココロ 笠原恭子 店主】
「ゆっくり戻したほうがふっくらする」

その車麩を新発田市五十公野でとれたアスパラなど、季節で変わる旬の食材とともに新発田産の越後もち豚で包み、揚げていきます。

【米蔵ココロ 笠原恭子 店主】
「新発田が集まった丼。これを食べれば、新発田(産のもの)はおいしいと感じていただけると思う」

新発田産コシヒカリにかけるタレには、隠し味としてカレー粉が入っています。

【高濱優生乃アナウンサー】
「お麩がお肉の脂をしっかり吸っていて、噛むとトロッとした食感のお麩からジュワっと甘いうまみが染み出てきます。カレー粉の風味が香って、このアクセントがちょうどよくタレとマッチしてご飯がどんどん進みます」

この日も、麩カツ丼を県外の人に広める常連客の姿が。

【お客】
「大好き。出張で来られる方がいたら、庭と一緒に麩カツ丼」

【お客】
「さくっとやわらかい。普通のとんかつと違う。おいしかった」

■管理栄養士の資格を持つ店主「地産地消は大事」

管理栄養士の資格を持ち、長年、調理学校で講師を務めていたという店主の笠原さん。新潟県で生まれ育った店主が地域のものにこだわる理由は?

【米蔵ココロ 笠原恭子 店主】
「(今も)小学校や専門学校などに教えに行っているが、地場のものを食べて、地産地消していくというのは子どもたちの健康を保つためにも、食育のためにも大事なことだなと思っている。まだまだ私の知らない(新発田産の)ものがあると思うので、どんどん開拓できたらなと思う」

【高濱優生乃アナウンサー】
「新発田の特産品を使った新しいメニューが出るかもしれない?」

【米蔵ココロ 笠原恭子 店主】
「そうですね。ぜひ、期待していてください」

地元愛あふれる店主の挑戦はこれからも続きます。

NST新潟総合テレビ
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