J2リーグは夏の中断期間に入っていたが3日後に再開する。モンテディオ山形の今のチーム状況と、再開に向けた意気込みを聞いた。
8月2日(土)に再開されるJ2リーグ。今のチームの状況を選手に聞いてみると…。
(MF10・氣田亮真選手)
「チームとしてすごく一体感を感じる。いい雰囲気だと思う」
(MF88・土居聖真選手)
「雰囲気も良くなっている」
口々に聞かれたのは「前向きな一体感」。
この手応えの理由になっているのが、リーグ戦の中断期間に行われた天皇杯と親善試合の内容。
天皇杯ではJ1のガンバ大阪に勝利。
スタッド・ランスとの親善試合では途中交代しながら24人の選手が出場して崩れることなく戦い抜き、1点差で勝利をつかんだ。
(横内昭展監督)
「勝ち切ったというところがすごく自信になった。スタッド・ランス戦も相手に持たれる時間は長かったが、失点を0で抑えて勝ち切ったのはぼくらにとってすごく大きな勝利だった」
(MF88・土居聖真選手)
「スタッド・ランス戦はいろんな選手が出たが、誰が出ても山形のサッカーを表現するというところでは成長・収穫だったと思う」
横内監督の就任から1カ月あまり。
チームとして特に力を入れて取り組んできたのが、リーグワースト5位タイの失点の多さの改善。
(横内昭展監督)
「失点をどう減らしていくかはミーティングや選手と話をしながら、そこにこだわってやってきた。ぜひリーグ戦ではその成果を出していきたい」
一方、リーグ戦に向けて気になるのが移籍選手の多さ。
夏の移籍期間、主力のMF高江麗央選手やMFイサカ・ゼイン選手など5人が山形を離れた。
新加入は3人、新たな布陣について横内監督はこう話した。
(横内昭展監督)
「それぞれ今までいた選手とも違うタイプの選手たち。必ずアジャストしてチームの力になってくれると思う」
J1・FC東京から加入した寺山翼選手(25)は、ボール奪取など守備力に定評のあるミッドフィルダー。
チームが必要としている守備の安定に加え、攻撃にも変化をもたらすことができる存在として期待されている。
(MF17・寺山翼選手)
「守備でボールを奪いに行くところ、奪ってから相手のボックスまで入っていくところが自分の特徴。そういう部分を試合でどれだけ多く出せるか。そういうプレーを見てほしい」
課題の改善に取り組み、一定の手応えも得た状態で迎えるリーグ戦の再開。
天皇杯の浦和戦もあり、中3日で試合が続く厳しい日程になる。
(MF10・氣田亮真選手)
「この暑さで勝てていければきっとそのあとの試合にも続いていく。勝負の8月になる」
リーグ戦再開、最初の試合は3日後の甲府戦、チームの戦いぶりに注目したい。
そして8月10日の水戸とのホーム戦では、来場者全員に「ナツフク」がプレゼントされる(当日配布は1万8000人)。
ぜひ大声援でチームの勝利を後押ししよう。
※高江麗央選手の「高」はハシゴダカ
※映像は権利の関係で途中からです