この異常な少雨と高温を受けて島根県は30日、渇水対策の会議を開きました。
島根県 丸山知事:
今後、降雨が少ない状況が続きますと、生活上の節水のご協力をお願いすることも想定されますので、対応をお願いしたい。
島根県庁であった会議には丸山知事をはじめ、県の職員や松江地方気象台の職員などが集まり、ダムの貯水状況や農作物への被害、今後の気象の見通しなどが共有されました。
県内のダムでは貯水率50%以下のダムが4か所あり、特に40%以下となっている雲南市の尾原ダムでは、このまま雨が降らずに貯水率が10%以下となれば、各家庭への水道水の供給を制限する「給水制限」を検討することなどが報告されました。
安来市の布部ダム、山佐ダムと雲南市の尾原ダム、浜田市の御部ダムまた、農畜産物について、収穫前の柿の日焼けや、肉用牛が熱中症で死亡するなどの被害が報告されました。
気象台によると、今後10日間以上、降水量が少ない期間が続くと見込まれていて、県は「節水を心がけてほしい」と呼びかけています。