観光に関する出雲市の新たな財源を検討する1回目の会議が開かれ、今後、宿泊税を軸に議論を深めていくことが確認されました。
出雲市 飯塚市長:
宿泊税などの新たな観光財源策の必要性や制度設計など、多様な視点からご検討いただき、実効性の高い提言をまとめていただきたいと思っているところでございます。
検討会議は、出雲市の観光振興における新たな財源を検討するために設けられ、観光や税制が専門の学識者や、市内の宿泊事業者の代表ら10人で構成されています。
「出雲市新たな観光財源検討委員会」30日は1回目の会合が出雲市で開かれ、まずは宿泊税の導入を念頭に議論が進められました。委員からは観光目的ではない宿泊者からも宿泊税を徴収することに疑問の声が上がり、今後、免税点などについても議論を深めていくことなどが確認されました。
出雲市新たな観光財源検討委員会 奥谷健委員長:
きょうも議論のかなりの部分が宿泊税に関する議論がありましたので、それが議論の中心になっていくというのは、まったく排除するものではありません。より適切な財源のあり方を考えていきたいと思っています。
検討会議は、2026年3月までに計5回の会合を開き、結論を出雲市に報告するとしています。