松江市の病院にプロジェクションマッピングを活用した映像の水族館が登場。重い障害のため長期入院が続く患者が海の雰囲気を満喫しました。
つぶらな瞳でかわいらしく手招きするアザラシ。そして、ゆらゆらと海中を漂うクラゲの姿。プロジェクションマッピングを活用した「映像の水族館」です。松江市の松江医療センターに出現しました。
生まれながらに重い障害があり、長期療養が必要な入院患者に海の雰囲気や海の生き物の迫力を楽しんでもらおうと病院が企画。大手電子機器メーカー・セイコーエプソンが、社会貢献動の一環として機材などを提供しました。
「海の中にいるみたいだね!」
投影されるのは動物本来の動きを引き出す「行動展示」が人気の北海道の旭山動物園やクラゲに絞った展示で知られる山形県の加茂水族館などで実際に展示されている生き物たちの映像です。
入院患者:
「すごくきれいでした。」
「思っていたより、きれいでした。」
「魚をすくうような感じでするのが、ちょっと私には手が届かなかくてできなかったけど、結構楽しかったです。」
「たくさんいました。」
「おっきい魚がいてよかったです。」
国立病院機構松江医療センター 野津悦子療育指導室室長:
病院という場が生活の場になっている方たちが、たくさんいらっしゃいます。安らぎと生活の中の潤いに感じてもらえているといいなと思います。
患者たちは1日限定の幻想的な空間で、心安らぐ時間を楽しんでいました。