3年前の豪雨で崩落し、新たに架け替え工事が進められてきた飯豊町の「大巻橋」が、利用できるようになった。ただ今後も周辺の工事が続き、すべての工事が終わるのは2026年度中の見込み。

飯豊町の県道にかかる「大巻橋」は、大雨特別警報が発表された2022年8月の豪雨で崩落した。
また、巻き込まれたとみられる町内の男性1人が現在も行方不明となっている。

「仮設の橋」で仮復旧した後、2023年10月からは5.5億円の費用をかけて、新たな「大巻橋」の建設が進められてきた。

新しい大巻橋は、崩落した橋の120メートル南側に設置され、長さ34メートル・幅12メートルとなった。
30日午前11時に利用が始まると、さっそく多くの車やトラックが通行していた。

(置賜総合支庁建設部 西置賜道路計画課・鏡雅彦課長)
「令和4年(2022年)の被災箇所はここ以外にも数多くあるが、道路整備の重要な一つとして完成できたことは“最初に一歩”と思っている」

大巻橋の周辺では、橋の整備と並行して地区を流れる小白川の蛇行を緩和する工事が進められている。
川の流れを新しい「大巻橋」の下を流れるように変えることで、より水害が起きにくい地形に整備することが目的。

さくらんぼテレビ
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