宮崎県の内外の中小のスーパーが政府備蓄米を共同で購入し、7月30日から販売を始めました。
高千穂町のスーパー「アズーロ」では、7月30日から備蓄米の販売がスタート。
大勢の人たちが買い求めました。
小売業者が政府備蓄米を購入するには、取り扱い量が年間1000トン以上などの条件があります。
アズーロでは、取り扱い量が足りず、これまで消費者の要望に応えることが出来ませんでしたが、県内や熊本県などでスーパーを経営する8つの企業と連携することで、この条件をクリア。
今回合わせて60トンの備蓄米を購入することができました。
(アズーロ 高須義男社長)
「そこに住んでいる地域の方たちのために、食を必ず届けるという思いで各企業やってます」
「今回の備蓄米を買っていただいて、元気になっていただきたいと思います」
共同で購入した備蓄米は県内と熊本県などのスーパー合わせて20店舗で順次販売されます。
改めて、全国のスーパーで販売された米の平均価格を見てみます。
7月20日までの一週間に販売された米の平均価格は前の週から4円下がって5キロ税込み3585円。
9週連続の値下がりとなりましたが、去年の同じ時期のおよそ1.5倍とまだまだ高いですよね。
一方、政府備蓄米は5キロ税込み2979円です。
政府備蓄米の共同購入は、資本提携のない企業が協力して実現しました。
アズーロでは災害時の商品の供給などでも連携できるのではないかと話していました。