子どもたちが地震をテーマに防災を学びました。秋田県横手市の小学生が29日、模型を使った実験で“地震に強い家”を確かめました。
秋田大学が横手市で開いた教室には、朝倉小学校の1~4年生の児童20人が参加しました。テーマは「地震」です。
秋田大学情報データ科学部の水田敏彦教授が「(地球の表面を構成するプレートが)どんどん動くので力がたまって、力に耐えられなくなったときに地震が起こります」と地震の起こり方を解説しました。
子どもたちは、紙の住宅模型を使って地震の危険性を確かめました。
補強がない住宅が地震に見舞われると、横に大きく揺れました。
続いて、強度を高める筋交いを取り付けると、先ほどより揺れ幅が小さくなったことが分かりました。
児童は「筋交いがあれば地震の被害も少しは抑えられると思った。防災のことをもっと知りたくなった」「もし雪が屋根の上にあったら危ないことを知ることができたので、親に雪をどかしてもらうことや、災害に備えて防災バッグを準備してみたい」と話し、防災への意識を高めた様子でした。
秋田大学は、8月6日にも横手市で防災を学ぶイベントを開催することにしています。