気温が異常に高く雨が少ない天気が続く中、県が緊急の対策会議を開いた。熱中症による搬送者数は過去最多のペースで推移している。

この会議は、県が高温・少雨による影響を共有するために開いたもので、吉村知事をはじめ約20人が出席した。

会では特に熱中症対策が重点的に話し合われ、県内の熱中症の搬送者数が2025年5月~7月27日までの時点ですでに539人と、統計を始めた2015年以降で過去最多となっていることが報告された。
年齢別では、65歳以上の高齢者が354人と全体の6割以上を占めている。

<熱中症搬送者内訳>
死者 0人
重症 16人
中等症 176人
軽症 347人

(県健康福祉部・酒井雅彦部長)
「連日35℃を越える暑い日が続いていて、これまでも熱中症は周知・啓発を行ってきたが、危機感を持っているのでさらに県民に注意喚起を図っていきたい」

また、熱中症の発生場所は自宅内や庭など「住居」が233人と最も多く、続いて「道路」の77人となっている。
「自宅だから安全」と油断しないことが重要。

さくらんぼテレビ
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