三豊市が進めている公共事業を巡って産業廃棄物として扱う必要がある現場の土を業者が適切な処理をせず埋め戻していたとして、三豊市はこの業者を廃棄物処理法違反の疑いで刑事告発しました。
刑事告発されたのは工事を請け負った三豊市内の建設会社、3社でつくる共同企業体です。三豊市によりますと市が進めている造船所の跡地に多目的広場を整備する事業を巡って、跡地の土に金属片などが含まれていることが分かりました。
このため香川県との協議の結果、すべての土を産業廃棄物として取り扱うことを決めました。市は入札の段階でこのことを告知し注意喚起していたにも関わらず、土が適切に処分されず現場に埋め戻されていた疑いがあるということです。
2025年4月に今回の事案が発覚し5月からは工事が中止となっていて、市は「警察の捜査に全面的に協力する」としています。