岩手県北上市和賀町で、7月11日に駆除されたツキノワグマについて市は7月28日、7月4日に死亡が確認された81歳の女性を襲ったクマと同一個体であると発表しました。
市によりますと、北上市和賀町の山口地区などでは、6月からクマの出没が相次いでいて、7月4日には自宅でクマに襲われた81歳の女性の死亡が確認されています。
市では7月11日と12日に、山口地区でそれぞれクマ1頭を駆除し、女性を襲ったクマかどうかを調べる遺伝子解析を進めていました。
その結果、女性の自宅から採取したクマの体毛と、11日に駆除したクマの筋肉サンプルのDNAの型が一致し、同一個体であることが判明したということです。
7月28日時点も、市内各地でクマの目撃情報が寄せられていることから、市では引き続き住宅や倉庫の戸締りの徹底など注意を呼びかけています。