ろうそくなどの火の取り扱いが増えるお盆を前に7月28日、新潟市の寺で消防による立ち入り検査が行われました。
28日、新潟市中央区の寺で行われた立ち入り検査は火事を防ぐ環境が整っているかなどを確認するため消防が毎年実施しているものです。
今回は消防署の職員が寺の中に設置してある消火設備を見て回ったあと…
【消防署職員】
「ろうそくの周り、あまりにも近くにお花などの燃えるものがあると火災になる可能性がある」
墓場で大きな火災につながる恐れもある“ろうそく”の管理状況などを確認していきました。
【超願寺 富澤慶榮 住職】
「これからお盆でお参りも増える時期。火事が出ることがないように、十分注意していきたい」
今年、新潟市内では7月27日までに去年より7件多い91件の火災が発生。
消防は空梅雨で例年に比べて空気が乾燥しやすくなっていることから火の取り扱いへの注意を呼びかけています。
【新潟市中央消防署予防課 大坂すなお消防士】
「ろうそくや線香を使った際には、離れるときに必ず火を消すこと、服の袖に引火しないように注意することが大切なポイント」
また、この日は寺の本堂でろうそくが倒れて座布団などに燃え移ったことを想定した消火訓練も行われ、寺の関係者は初期消火の重要性についても学んでいました。