秋田大学と秋田県湯沢市にある精密機器を製造する会社・秋田エプソンが28日、医療分野の研究などに共同で取り組もうと連携協定を結びました。
秋田大学で行われた締結式には、秋田大学の南谷佳弘学長と、秋田エプソンの平田潤社長が出席し、協定書に署名を交わしました。
両者は11年前から医療機器や医療技術に関する共同研究を進めていて、2022年にはがんの診断や治療に使う装置などを開発・販売しました。
協定では、それぞれが持つ技術や情報、研究設備を共有することや、医療や産業の分野で活躍できる人材の育成に共同で取り組むことなどが盛り込まれています。
秋田エプソンの平田社長は「医療の分野では、自分たちの持っている技術でもっともっと役に立ちたいと思うし、それが地域のために発展していけばもっとうれしい」と述べました。
また、秋田大学の南谷学長は、医学部だけでなく理工学部などでも秋田エプソンの技術を活用していきたいと話しています。