犯罪を未然に防ぎ、地域の安全や安心につなげていこうと、大分県大分市の運送会社と警察が28日、協定を結びました。
協定は大分市の運送会社・AEトランスポートと大分中央警察署が締結しました。
AEトランスポートでは配送業務で多くのドライバーが日々、各地を回っていて、倒れていた高齢者を救護することもあったということです。
そのため、協定では、ドライバーが事件や事故に遭遇した場合、迅速に通報するほか、警察との情報交換を定期的に行い、地域の見守りも強化していくことにしています。
◆AEトランスポート野田慎太郎 社長
「異変に気づけばすぐに通報をする。この辺りの意識をいま以上にドライバーや社員に教育できればと思う」
警察が認知した県内での犯罪の件数は6月末までに1872件で、2024年の同じ時期と比べて、200件以上増えているということです。
大分中央警察署の萩尾伸司署長は「この活動で犯罪の起きにくい社会づくりを進めていける」と話していました。