いよいよ5日に開幕する全国高校野球選手権大会の話題です。

5年連続で夏の甲子園に挑戦する明豊高校野球部。本番の大舞台に向けて気合の入るチームを取材しました。

大分大会史上初の5連覇を果たし、11回目の夏の甲子園出場を決めた明豊高校野球部。高い総合力で大分大会の激戦を勝ち抜きました。

◆明豊高校野球部(円陣)
「甲子園は観客の声も大きいし、指示の声も通らないと思うから自分の時になったらオッケーの声を出すように雰囲気高くやっていこう」「シャー!」

2025年の明豊は「守りからリズムを作る野球」が持ち味です。大分大会の失策はチームでわずか2つ。堅い守りがチームを勝利に導く原動力となりました。

その守りの中心はセカンドの林選手とショートの藤選手の二遊間コンビです。

◆林亮佑選手
「二遊間に飛んで来たら安心して見られるくらいの守備を心掛けている。甲子園では自分が引っ張っていけるよう頑張りたい」

投手陣はタイプの違う3人のピッチャーが柱です。大分大会も3人を中心に全試合継投で勝ち抜きました。
エース、寺本投手は去年の夏の甲子園を経験した左腕です。

大分大会では先発からリリーフまでフル回転。決勝では6回から登板し、相手にヒット1本しか許さない好投でチームを優勝に導きました。

◆寺本悠真選手
「背番号1を背負っている中でいろんな重圧があると思うがそういったものをあまり感じずにのびのびとやって(チームを)勝利に導けたら」

大分大会の決勝で先発した大浦投手は最速146キロの力強いストレートが持ち味です。「甲子園でもストレートで押して勝利に貢献したい」と意気込みます。
このほか大堀投手は左の技巧派。切れ味抜群のチェンジアップとスライダーが武器です。

一方で攻撃陣の中心は岡田キャプテンです。

大分大会では打率、打点、ホームラン全てでチームトップ。大会では全試合ヒットを放ち、打率は5割を超えました。

◆岡田晴樹主将
「県大会でできたバッティングと同じように打つべき時に打つ、頼りになるバッターを目指してやっていきたい」

そして監督が打撃のキーマンとして期待を寄せるのが山口選手です。

大分大会では、背番号二桁ながらチームトップタイの5打点を挙げる大活躍。

その勝負強さが評価され、甲子園ではファーストのレギュラーの座を掴み取りました。

◆山口純輔選手
「勝敗を分ける一本、5番なのでチャンスで回ってくると思うので、そこで一本出したい」

夏の甲子園でここ2年は初戦敗退と悔しい結果に終わっている明豊。

チーム一丸となって勝利を目指します。

◆岡田晴樹主将
「一番大きい目標として優勝があるが そこに向けて一戦一戦、目の前の試合を確実に勝っていきたい」

夏の甲子園は3日組み合わせ抽選会が行われ5日に開幕します。

テレビ大分
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