来日中のノーベル委員会・フリードネス委員長と日本被団協の田中熙巳代表委員らが27日東京都内で講演し、核兵器廃絶を訴えました。
【ノーベル委員会・フリードネス委員長】
「被爆者は核兵器が実際にどのようなものなのかを世界がはっきりとわかるように示してくれた。世界が必要としている光です」
被爆80年に合わせて広島・長崎を訪れたフリードネス委員長は27日の講演で「被爆者のメッセージの中にある真実に立ち戻るべきだ」と強調。
次の世代への継承について、「若者のあなた方が記憶の管理人だ。忘却を拒否し、声をあげよう」と呼びかけました。
【日本被団協・田中熙巳代表委員】
「核兵器をなくしていくためにどうしたらいいか、世界中のみなさんでともに話し合い求めていくよう心から訴えます」
また、田中代表委員も被爆者の高齢化に触れ、「私たちがやってきた運動を次の世代が築いていくことを期待している」と語りました。