7月20日に投開票された参院選・新潟選挙区で、知名度の高い競泳元五輪メダリストの中村真衣氏を擁立するも、立憲民主党の現職に約1万票差で敗れた自民党。県連は三役会議を開き、石破首相の退陣を要求することを決めた。
議席奪還ならず…自民新潟県連 石破首相の退陣を要求
7月20日の参院選で新潟選挙区では、立憲民主党の現職・打越さく良氏が再選を果たし、自民党の新人・中村真衣氏は約1万票の僅差で敗れ、議席奪還とはならなかった。

2024年の衆院選に続き大敗を喫し、衆参両院で与党として過半数割れする事態となっている自民党。
参院選後、新潟県内の党員からも石破首相の退陣を求める声が上がっていた中、自民党県連は三役会議を開いた。そこで石破首相の退陣を求める申し入れを決めた。

県連の岩村良一幹事長は「私どもは衆参含めて選挙で大敗し、過半数を割ったと。地方の意見として退陣要求をさせていただくということを決めた」と話す。
「責任の所在明らかに」地方でも広がる“石破おろし”
県連には、県議会や市議会議員のほか、各支部からも退陣を求める声が上がっていて、これまでにこうした意見に反対する声はないという。

「やっぱり責任の所在というものは、過去においても明らかにされてきたし、そういう意味では、この選挙結果を見て、そういうふうに(退陣が必要と)思われるという方々が多数であるので、私たちは正直なところを文面にした」
石破首相の退陣をめぐっては、自民党のほかの県連からも要望が出されていて、県連は申し入れ書を郵送で党本部に送ったという。
(NST新潟総合テレビ)