岩手県大船渡市で大規模な山林火災が発生してから5カ月となった7月26日、市民が初動の対応を振り返るワークショップが開かれました。
このワークショップは、山林火災を振り返り今後の災害に備えようと、大船渡青年会議所が開いたもので、市民など約50人が参加しました。
26日は、はじめに岩手大学の福留邦洋教授が、能登半島地震などの例も挙げながら、避難所の収容人数が明確にされていないため、入りきれなくなった被災者が行き場を失ってしまうことなどを指摘しました。
その後、参加者はグループごとに山林火災発生後の対応について振り返り、「市民の避難意識は高かった」という声や、「支援物資を配分する際の仕組みを見直すべき」という意見が出されていました。
大船渡青年会議所 片山拓弥さん
「避難するとき、何を持つかの優先順位を決める。それを家族で共有するのが一番大事」
大船渡青年会議所では、ワークショップの内容を市に報告するほか、インターネットなどで全国に発信することにしています。