25日午前、長崎県南西部を震源とする地震が発生し、県内では諫早市と雲仙市で最大震度4を観測しました。
地震発生の原因は?
気象台の地震津波防災官にも話を聞きました。
KTNが長崎市に設置している情報カメラの映像です。
午前11時17分すぎに地震が起きるとカメラが10秒ほど左右に大きく揺れました。
気象台によりますと震源地は長崎県南西部で、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.7と推定されています。
この地震で諫早市と雲仙市で震度4、長崎市、大村市、南島原市、東彼杵町で震度3などを観測しました。
震度4を観測した諫早市では・・・
男性
「どんときた。マンションの一階だったのでつぶれたら死ぬなと思った」「はじめは鹿児島から来たのかなと思ったけど近くで珍しいなと思って」
男性
「物が倒れたりはしなかったんですけど、結構揺れたなって感じでした」
県内で震度4の揺れが観測されたのは2017年6月9日以来、8年ぶりです。
いつどこで起きるかわからない地震への備えについても聞きました。
女性
「鹿児島で地震が起きていたので、その時に防災グッズを(購入していた)」
男性
「家具の固定ができていないので、まずは親と話し合いながら進めていかなければ」
県は地震を受けて災害警戒本部を立ち上げ、約30人体制で情報収集にあたりました。
県内では被害やけが人などは確認されず、本部は午後3時5分に解散しました。
今回の地震の原因について、長崎地方気象台に話を聞きました。
地震津波防災官 松本義幸さん
「橘湾、雲仙付近には『雲仙活断層群』というのがあり、因果関係が言われるが(今回の地震の原因かは)まだわかっていない」「(今後も)大きな揺れを伴った地震が起きる可能性はある」「非常持ち出し品や、避難場所の確認を常日頃からやっておくことが大事」
気象台は今後も1週間程度は揺れが発生する恐れがあるとして、注意が必要としています。