福井県内でこの春、予定した数の正社員を採用できた企業は約3分の1と、人材確保の厳しい状況が浮き彫りになりました。
調査は、福井銀行とそのシンクタンクが行い、県内企業270社余りから回答を得ました。
この春、正社員を募集した企業は中途採用が74.1%と新卒の51.7%を上回り、即戦力を求める傾向が見られました。このうち予定数を採用できた企業は3割台に留まっています。特に、建設業では半数近くで新卒の応募がありませんでした。
正社員について「かなり不足」と「やや不足」が合わせて6割を超え、人材の確保が課題となっていることが浮き彫りとなりました。