核戦争が起きた場合の影響について調査する国連の科学者パネルのメンバーに、被爆者で医師の朝長万左男さんが選ばれました。

国連の独立した科学者パネルは、核戦争がもたらす地球規模の影響について気候や環境、生態系、経済など様々な観点から調査するものです。

国連は17日、グテーレス事務総長が科学者パネルのメンバーを世界中から21人任命したと発表しました。

日本からは被爆者で医師の朝長万左男さんが選ばれました。

科学者パネルの設置は2024年12月に採択された国連総会決議に基づくもので、国連は「核戦争の危険性が冷戦以降、最も高まっている状況への対応」だとしています。

朝長万左男さん
「世界の専門家と一緒に議論して、核戦争になった場合の本当の地球が被る結果を明らかにすることに参加できて大変光栄」

科学者パネルは今年9月に最初の会合を開き、2027年の国連総会に調査結果をとりまとめた最終報告書を提出する予定です。

テレビ長崎
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