田んぼから頭を出し、飛び跳ねながら進んでいくクマ。
23日午前4時半ごろ、山形市北部の市街地で撮影された映像。
田んぼを真っすぐ進むクマが向かった先には、住宅が立ち並んでいます。
住宅街に近づくと、自転車に乗っている男性と鉢合わせになりそうになる場面も。
午前9時前には、500メートル離れた場所でもクマが目撃されていて、道路を横断し、住宅街の敷地に入っていったとみられています。
また、7月10日、北海道・福島町の市街地でもクマが出没。
草地の中を走っていくクマの様子をカメラが捉えていました。
そして、この2日後、新聞配達員の男性がクマに襲われ死亡。
男性を襲ったこのクマは18日、ハンターによって駆除されたということです。
一方、山形市で目撃されたクマも、周辺で目撃情報が相次ぐなど危険性が高まったことから、警察が出動。
注意喚起を行いながらの地上での捜索に加え、ドローンも投入し、上空からもクマを探します。
すると、ドローンが住宅街を走り回るクマを発見。
現場に緊張が走ります。
住宅に侵入したというクマ。
現場には、警察と麻酔銃を持った獣医師が駆け付けます。
しかしクマは逃走。
獣医師が麻酔銃を撃ち命中したものの逃げていったといいます。
その後も捜索は続けられましたが、日が暮れ、難航。
箱わなを設置するも、今なおクマの捕獲には至っていません。
警察と市は24日現在もクマの捜索を続けていて、周辺地域の住民に不要不急の外出を控えるよう注意を呼び掛けています。